居場所の基本情報
- 開催場所:豊中市長興寺南2丁目1−33(ぶどうの実)
- 開催日時:毎週月・水 3時から9時まで
- 参加費:無料
- 参加受付方法:事前申込み
- 対象者:主に中高生
ひとことメッセージ
勉強したり、遊んだり、ぼーっとしたり、思い思いに過ごせる場所です。
運営団体
- NPO法人とよなかESDネットワーク
- 豊中市くらし支援課(委託元)
外部リンク
- ホームページ・SNS:https://www.facebook.com/omorosou
アクセス
- 電話番号:090-9989-0486
- メールアドレス:omoroso.project@gmail.com
- 担当者:小池繁子
訪問レポート(2020年10月)
自分で、決める
いこっとのWEB制作担当兼ライターの寺戸(てらど)です。
今回は、おもろ荘プロジェクトを運営されている小池さん、松野さんにお話しを伺ってきました。
おもろ荘は曽根駅すぐそばにある一軒家「とよなかリレーションハウス」を拠点に運営されています。ルールといったルールがほとんどなく、非常に自由な空間なのですが、子どもたちがいつでも訪れられる第二の家のようなほっとできる場所でした。そんなおもろ荘を運営されているお二人の想いや、運営上配慮されていることをお届けします。
※2021年6月より開催場所を移転しました。記事中では、以前の開催場所の写真を使用しています。

活動内容について
基本的には、勉強に向かうのがしんどい子たちがメインのターゲットだと思っているので、そういう子たちが来た時に勉強ばかりの環境だったらなじめないので…NetflixやYoutubeを観たり、ゲームをしたり遊んでいる子たちがいながら、一方で宿題や受験勉強をしている子たちがいるという感じですね。
そのほかに、経験の不足を補うために月に1、2回、季節のイベント等を実施しています。先日も敷地内で育てた芋ほりをしました。

決まったプログラムはなく、やることは自分で決める
明示しているわけではないですが、テレビやゲームがある部屋と、そうでない部屋があったり。モノの配置で部屋を区分けはしています。

ただ学習支援の居場所でもあるし、遊んでいる子たちも、受験が迫れば勉強させないと!って思ってしまいそうなんですが、そのあたりはどう向き合っておられますか?
ただ、勉強がしたいという子がいれば学習支援のボランティアを配置したり、個人個人のニーズに合わせて対応しています。親御さんにはもちろん勉強もサポートはするけれど、学習塾とは違うんですよという認識を持っていただけるようお伝えはしています。
穏やかな時間が流れながらも、談笑のあとは勉強に集中しだす子たちがいたり、やりたいことに取り組んでいる印象を受けました。

続いて、子どもの居場所をはじめ、庄内を中心に社会活動を続けておられる小池さんにお話しを伺いました。
いつでも帰ってこられる環境=家のかたち


居場所運営のハードルは「物件」

まとめ
「おもろ荘プロジェクト」は、子どもたちの選択を尊重し、個々のニーズに寄り添う支援をされているのが印象的でした。自分たちが遊びたいと言えば遊ぶことができる、そんな自分の意見が最大限に尊重される場所って、実は家にも学校にも、ないのかもしれません。
ハード面では「いつでも帰ってこられる家のような場所」を意識されており、高校生になってからもふらっと訪れる子たちばかりだという話も伺いました。取材した僕自身も何度も訪れたいと思う雰囲気がおもろ荘にはありました。
「また帰りたい」雰囲気を作りだす要因は一軒家というハード面にもあるのですが、小池さんや松野さん、ボランティアの方々が子どもたちの意見を尊重し、待ってくれている、そんなおもろ荘を運営する方々自身がもたらす安心感が、「また帰りたい」家の一番の要素なのかもしれません。
小池さん、松野さん、取材にご協力いただき、ありがとうございました!!