居場所の基本情報
- 開催場所:豊中市三和町1-3-15
- 開催日時:11時から14時、14時から18時、18時から20時
- 参加費:100円(ドリンク代)
- 参加受付方法:当日(申し込み不要), 随時
- 対象者:中学生まで
ひとことメッセージ
駄菓子カフェバーのヒカリ珈琲です。ドリンク100円だがしたくさんご用意しております。
運営団体
- ヒカリ珈琲
外部リンク
- ホームページ・SNS:https://twitter.com/koryolimited
アクセス
- 電話番号:06-7506-9209
- メールアドレス:omonishim@koryolimited.co.jp
- 担当者:表西 克
訪問レポート(2020年12月)
親でも、先生でもない”大人”がいることの価値
いこっとのWEBライターの荒川(あらかわ)です。
今回伺ったのは庄内図書館向かいに位置するヒカリ珈琲。
昭和の空気が漂う佇まいでありながら、内装はモダンな色使いが印象的です。
ヒカリ珈琲は他にはないユニークな居場所。一言でいうと「親でも、先生でもない”大人”がいる」場所でした。地域の子どもたちとフラットな関係性を築くヒカリ珈琲の謎に迫りました。

「駄菓子カフェ」が生まれるまで
珈琲を出すときに茶菓子があった方がいいと言う声をいただいて、駄菓子を置き始めました。店の前に駄菓子を並べたら、あっという間に売り切れ。次の週ちょっと増やしたら、また売り切れました。それを繰り返していたらこれだけの駄菓子の量になりました。

店の中にいるときはたまに喧嘩したりしていますが、基本的には宿題したり、だべったり、色々ですね。
他にもスポーツクラブが盛んなようでサッカーやキックボクシングなどチームで来てくれたりもします。イカツイ感じの子らも多く来ているので周りの方々に誤解されることもあります。

気に入ってくれる子ども達の為に
ここを気に入ってる子達がいるのは感じていますから。
この間も高校生が「お腹すいたぁ」いうて入ってくるのでスペアリブを作ってあげました。有償にはなりますが。

まずは子ども達に来てもらう
例えば、看板に「駄菓子カフェバー」と書いてあるんですけど、あれ近所のペンキ屋さんが書いてくれたんです。
その時に色々話してたら、その方がご好意で全部塗り替えてくれたんです。
場所を作る場合はとりあえず、子どもらに来てもらえれば何か始まるんで、最初の一歩を踏み出してもらえればなぁと思っています。

まとめ
淡々とした受け答えでありながら、店長からは子どもたちとのエピソードが次々と出てきました。
取材中、近隣にお住まいの介護事業者さんがクリスマス近いからと利用者に配るためのお菓子を買いにやってこられました。
お話を伺ってみると「うちの子どこいったんかなぁと思ったら、ここにきてるんですわ」と語ってくれました。
場所がある、人がいる。子ども達の居場所を作るって、案外特別なことではないのかもしれません。
親でも、先生でもない”大人”の存在がいる場所が増えるだけで、子ども達はもっと暮らしやすくなるのかもしれません。居場所は誰かに与えられるものではなく、誰かとの関係性の中に生まれてくるもの。店長の子どもたちとの関わりからそんなことを感じました。
お忙しい中、取材させていただきありがとうございました!