居場所の基本情報
- 開催場所:豊中市今在家町19-30
- 開催日時:毎月第2第4日曜日 11時から15時
- 参加費:無料(昼食付き)
- 参加受付方法:随時
- 対象者:豊中市在住の子ども達
ひとことメッセージ
居場所ではスケートボードやインラインスケート、BMXなどができます!技を磨くボックスもみんなでつくりました。
工場の工具を使って、いろいろなものづくりを楽しみましょう!
運営団体
- 株式会社 小池製作所
外部リンク
- なし
アクセス
- 電話番号:06-6863-2159
- メールアドレス:sabaai0415@gmail.com
- 担当者:小池 清
訪問レポート(2022年12月)
いこっとのWEB学生ライターの森島です。
今回は「今在家BASE」を運営されている小池さんを訪ねました。
ご自身が経営されている「㈱小池製作所」の目の前のスペースと2階の「秘密基地」を活かして、スケートボードを中心とした居場所活動をされています。今後は、工場という特徴を活かして、子どもたちにも「ものづくり」に興味を持ってほしいと、この先の展開も構想されています。
活動を始められたきっかけや、今後の展望について、インタビュアーの寺戸とお話を伺ってきました
子どもたちの興味から将来の選択肢を与える居場所へ
公道だと音が響くのでご近所さんに怒られたり、危ないと言われたりして、街中でスケートボードができる場所自体があんまりないみたいなんです。何をしているわけでもないけど集まっていたら「色眼鏡」でみられたり、とにかく居場所がないみたいで。
最初は、1人の子とボックスを作るための材料をホームセンターに買いにいくところから始めました。どういうサイズがいいのかなど、聞きながらボックスを作りました。今となっては、日曜日が近づくと、「明日はやるの?やってなくても行くで~」と、そんなやり取りも生まれています。
資材置き場が子どもたちの秘密基地へ!?
隣にいることから、お互いに言い合える関係を築く
子どもたちと接する中では意外な一面を見つけたり、普段言い合いをするようなことはありますが、友だち同士、お互いをほおっておけないところがあったり、子どもたちの懐の深さを感じています。
町工場を通じて子どもたちに様々な選択を与える居場所を目指して
あと工場にある、3Dプリンターや工作機械が、「これなんなん?」と子どもたちとの会話が生まれたらいいなと思っています。工作機械を使って、ものづくりやアクセサリーづくりなどを子どもたちに体験してもらいたいです。
運営者として、あきらめずに継続する
自分だけでどうこうしようとするより、恥をかいてもいいから「SOS」を出せるような関係性を周りの人と築いておいたほうがいいと思います。あきらめずに続けていたら、形になります。
まとめ
普段は工場を営まれている小池さん。「街中で全力でスケボができる場所がない」「スケボのボックスを作りたい」そんな子ども達のふとした声から、工場前を開放されるようになりました。
小池さんの気さくなお人柄もあり、子どもたちと少しずつ距離を縮められ、子どもたちに必要とされている居場所になっていることを強く感じました。
「工場で実施している」という場の特徴を活かし、機械作業体験から子どもたちの将来に繋げていきたいというお話しもとても印象的でした。コロナ禍で子どもたちが直接何かを体験する機会が減る一方で、働き方の選択肢は多様化が進む現代。子どもたちにとっては、必ず人生の糧になるだろうと思います。
「運営者自身もSOSを出す(他人に助けを求める)」という小池さんのメッセージは、これから子どもの居場所を始めてみたいという方にもぜひお伝えしていきたいです。
小池さん、お忙しい中インタビューに答えてくださってありがとうございました!