訪問レポート(2021年8月)
繋がりを活かして、子どもたちが様々な体験ができる居場所
いこっとのWEB制作担当兼ライターの寺戸(てらど)です。
今回は、北大阪生涯学習ホールにて「子どもの学び場VIVA」を運営されている「NPO法人つながるいのち(以下、つながるいのち)」の副理事長の鈴木さん、同じく副理事長の松田さん、学習支援等を担当されている永見さんを訪ねました。
「つながるいのち」は、昨年の4月に認可を受けたばかりで活動歴はまだ浅いNPOですが、今後さらに地域との繋がりを深め、子ども食堂も始められようと計画を進めています。
現在の活動と、今後の展望についてお話を伺ってきました。
学習支援でなく、学校を助ける「学校支援」
普段の活動内容について、教えてください。
内容としては、月2回の将棋教室、ダンス教室、陶芸教室など文化活動のほかに、永見さんが中心となって指導してくださっている数学教室と自習室を運営しています。
また、「つながるいのち」のメンバーには様々な特技を持った方がいてるので、それぞれの個性を活かしています。
解くことによって、生きる力を身につける
私はパズルについての書籍も出したことがあるのですが、将棋やパズルは前提となる知識がなくても遊びながら学ぶことができるというのもポイントかと思います。
課題を解くという行為は、生きていく力と繋がっているのかもしれませんね。
若い方の役割を作っていきたい
学び場VIVAでも、最初は子どもが来るのかと思い始めました。そのうちに、パラパラとですが子どもたちが来てくれるようになりました。
そして、私たち大人も学んで力をつけていくことが重要だと思います。まだ実施できていないのですが、プログラミング教室を始めようと勉強もしてみました。居場所の作り方についても様々な方に助言を受けています。
来ている子どもたちだけではなく、運営する側の大人たちも、学ぶことが大事なのかもしれませんね。
子どもの背景には色々な課題があり、一人ではなかなか解決できないことも多いです。親御さんの教育相談もしていますが、かなりの割合の方が家庭内で苦しんでおられます。少しでもみなさんが楽になれるよう、支えになれたらと思っています。
また、高校生、大学生など若い方達が活躍できる役割も作っていけたらと思います。
まとめ
活動を始めて間もない学び場VIVAさんですが、まず大人が学び、そして実践していくという姿勢に感銘を受けました。また、運営陣が元々持っているネットワークをうまく活用していることも印象的でした。
インタビューが終わったあと、実際に第一回の子ども食堂も開催され、大盛況だったそうです。
お忙しい中インタビューに答えていただき、本当にありがとうございました!